2018.03.04Superorganism

菅野：ここからのコーナーは「NEXT FANS」。LIVEに定評のあるアーティストであることはもちろん、注目のネクストブレイクアーティストを紹介していきます。

今週紹介するNEXT FANSは、Superorganism。

日本人の少女、Oronoがボーカルを務める８人組スーパーバンド。東ロンドンに拠点を置いている彼女たちなんですが、中毒性たっぷりのコラージュ・サウンドは、瞬く間に世界中を駆け巡り、大反響を呼んでいます。あのFrank Oceanなどが自身のラジオなどでデビューシングルをオンエアするなど、ミュージシャンの間でも話題を呼んでいます。

先日、来日したときに、ものすごいタイトな時間のなかコメントをいただいたので、それをお届けしたいと思います。よろしくお願いします。

Superorganism Orono（Vo.）：

１）人生で一番印象に残っているLIVEは？

2005年にWeezerが来日したときのLIVEです。初めて行ったLIVEではなくて…初めて行ったのは、デレク・トラックスのLIVEをフィラデルフィアで観たんですけど、それは父親が本当に大ファンで、家族全員無理やり連れて行かれたんですけど、Weezerのコンサートは自分が行きたいって言って連れて行ってくれたもので、すごく興奮しました。本当にWeezerが大好きで、最後のほうにリヴァース（・クオモ）が観客の真ん中からステージに急に上がってきて、アコギで…どの曲だったか覚えてないんですけど歌ってて、自分は2階で立って観てて、リヴァースに一瞬指をさされてめっちゃ興奮しました！

２）SuperorganismのLIVEの裏側を1つ教えてください。

毎回、LIVEの直前に発声練習をします。“One One Two…”って8までいくんですけど。あと、超つまんないんですけど、普通に音楽聴いたり、お菓子食べたり、めっちゃトイレ行きます…みんな焦って（笑）。そんぐらいです。特に面白いことしてません。

デビューアルバム『Superorganism』について

このアルバムはたぶん遊園地に行くような感じで、たぶん聴き終わったらめっちゃ疲れると思うんですけど、楽しいと思うので良かったら聴いてください。

Superorganismはただ今ツアー中です。日本では2月にLIVEをしたばかりなのですが、今後の私たちの活動にも注目してくれたら超うれしいです。色んな人に聴いてもらえればいいかなと。で、個人的には伊丹十三賞が獲れたらいいかなと思ってます（笑）。

菅野：Oronoちゃん、ありがとうございます！

Weezerの来日公演で指をさされて興奮…本当に自分のことかな？！目が合った！みたいなのあるよね。

そしてLIVE前は発声練習したり、音楽聴いたり、お菓子食べたり、トイレ行ったりっていうすごい普通のことのようだけど、一番大事なことかなという気はしますよね。で、アルバムのことを自ら遊園地みたいなアルバムだって言ってましたけど、たしかに遊園地なんだけど、ただの遊園地じゃないです。ヤバい遊園地（笑）。ゆるゆるとサイケデリックな世界にどんどん誘われてしまうような、すごく逃避感の強い音楽だなと思うんですよね。奇想天外な自由奔放さがあって、日常にワンダーをくれるというか、それがすごくクセになる、そんなバンドです。

アルバムもぜひ聴いてみてください。ただ今ツアー中でもあります。来日公演は終わってしまったんですけど、今、世界中を駆け巡っているということで、これからの活動も楽しみにしております！

Superorganismありがとうございました！

ARTIST INFORMATION

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Superorganism

ロンドンを拠点に活動、イギリス、日本、オーストラリア、ニュージーランドという多国籍のメンバー8人によるバンド。

フランク・オーシャンやエズラ・クーニグ（ヴァンパイア・ウィークエンド）が、Apple Musicのラジオ番組で彼らの楽曲をオンエアし話題を呼ぶ。

2017年6月に両A面シングル「It’s All Good」「Nobody Cares」をリリース。9月にアークティック・モンキーズやフランツ・フェルディナンドが所属する英名門レーベル＜Domino＞と契約したことを発表。

2018年2月にはアルバムリリース前にも関わらず渋谷WWWにて来日公演を行いソールドアウトとなった。3月にデビュー・アルバムをリリース。

夏には早くもフジロックフェスティバルで2度目の来日公演を行うことが決定している。