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JOY-POPS @ RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO

2018/08/11 (土) 19:00出演 @ BOHEMIAN GARDEN at 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ(北海道)

2018年、唐突に届けられたJOY-POPSツアーの報せ。チケットはすべてソールドアウト(東京追加公演も即完、チケットはプレミア化) こんな事態を誰が予測しただろう。 ハリーも蘭丸も解散後それぞれ旺盛な活動を行なって来た。それは知っている。 だけど、ストリートスライダーズという奇跡のようなバンドにやられたファンは、みんな今の2人の活動を認めつつも、やはり「あの瞬間」が忘れられないということなのだろう。 バンドが偉大であればあるほど、ミュージシャン自身も、その後のソロ活動でその幻影との格闘を強いられる(ビートルズしかり、ツェッペリンしかり)。 僕は正直言って夢遊病(1985年)を最後に2人のその後の活動はそんなに熱心に追っかけてはいない。 時間どおりステージに現れた2人はほぼあの頃のままだった。あれ?ハリーってこんなに気さくな人だったっけ?とはちょっと思ったけど。 蘭丸がカメレオンのイントロを弾く。ハリーのテレキャスが応える。 この2人が同じステージにいる。そう思ったら絶叫した。そして涙が出た。雨でごまかせたのでよかった。一緒に見ていた17歳の息子にはバレなかったと思う。 ライジングサンのステージの中ではこぢんまりとしたステージ。これを生で見られた自分は幸せだと思う。 ハリーと蘭丸がどこへ向かうのかは知らない。自分がどこへ向かうのかも知らない。 だけど僕も含め、その場に居合わせた観客は、時空を超えて、長い旅を終えて、確かにそこで同じ時間を共有した。 歳をとるのも悪くない。 セットリストはネットで拾ってほしい。 この手の再結成では懐メロ大会になりがちだが、ハリーと蘭丸はそれぞれ新曲を披露した。 「新曲やります」と蘭丸が紹介した後、観客は明らかに「(せっかくふたりがいるのだから)スライダーズの曲が聴きたい」というモードで。オー〜〜…!みたいな雰囲気。 その雰囲気を感じ取った蘭丸はそこですかさず一発。 「あれ??ここ、盛り上がるトコなんだけど?」 ハリーと蘭丸は前しか見てない。 後ろを見てるのは、あろうことか、観客だ。そして僕だ。