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Tempalay @ 日本武道館(東京都)

2024/10/03 (木) 18:00開演

Tempalay10周年記念の集大成!といったライブ。 はじめ「銀河系のどこかで開催される」という形で告知され、ビビりながらもチケットを申し込んだお陰か、前から3列目という良席。 新旧からファン満足の豪華セトリで楽しめた。 『脱衣麻雀』がXのトレンドになるほどw 『人造インゲン』も予想していたので嬉しかった。 PERIMETRON制作の映像演出も面白かった。 が、“惑星X”や探索船“武道艦“とか配られたパンフも合わせてコンセプトとしてはわかるが、完成された作品とは思えなかった。“目撃者X”からの“惑星幹部バッジ”なども参加してないのでどういう豪華があったのかわからない。 色々な事情があるのは理解できる。だから、開場時間が35分も遅れたり、開演時間が15分遅れたり、メンバーが産気づいたり、急遽サポートメンバーを頼んで合わせたり、本当に大変だったのは理解できる。演出面でももっとコンセプトに乗っ取っリ一本筋の通ったモノが創りたかったのではないかと勘繰ってしまう。 こちらもこちらで遠方から日帰りしないといけないという事情があるため、“Tempalayはアンコールなし”と賭けで本編終了後ダッシュで東京駅新幹線最終へ向かった…。 まさかのアンコールがあるとは… 開演時間の15分押しがなければ…… リハの音漏れがグッズ販売の行列の際に聴けて良かったが、開場時間になっても聴こえているのは不安で不安で仕方なかった。(帰りの新幹線最終に間に合うかが) AAAMYYYさんはおめでとう!と途中休憩で少し残念な部分もありましたが、その代役をermhoiさんと和久井沙良さんが勤めるとはそれはそれで熱かった! しかし、武道館ライブ終了後解散か?との噂もあったが、次は野音もあるような…「終わるまでは続く」のなら、また会える時もあるはず。 次は充分な時間がかけられるステージを期待したい!

King Gnu は今回で9回目。ついに5大ドームツアーをやるようなバンドになってしまった。 箱が大きくなるにつれステージからの距離が遠ざかり、これまでのライブで最も遠い席での参戦となったが、とても良いライブだった。 前回の『CLOSING CEREMONY』ツアーではホーン隊やストリングスのサポートがあったが、今回はサポートなし(ツアー中、MELRAWが別アーティストのサポートに入っているのがわかったため)だろうから、比べてしまうと物足りないかもな…という懸念をド頭から払拭してくれた。 完璧なアルバムの順番にやるのがセオリーなのではと思っていたが、良い意味で裏切られたセトリで構成されていて、否が応にも盛り上がらずにはいられない。 ちょっと心配になった『カメレオン』や常田さんの出血など、色々アクシデントもあったが、会場も一体となり久しぶりに気持ち良いKing Gnuのライブだった。 (今回は私の周りの客が皆行儀が良くて、安心して鑑賞できたのも大きな要因だと思う。席は遠かったが、ある意味席運は良かった。) ちなみに私の席は音も悪くはなかった。 ひとつ気になった点は、スクリーンに映し出される映像のエフェクトが過度ではないかと思った。 今回は席がステージから遠すぎて、肉眼で見るには厳しい距離なので、目線はほとんどステージサイドのスクリーンを見てしまうのだが、今ステージ上で、どのような表情をしているのか、どんなふうに演奏しているのか、直接見えない情報を補いたいのに、エフェクトやアニメーションなどを挟まれると、映像作品を見ているようでライブ感が薄れてしまうなぁと感じた。 もちろん効果的な演出もあったので、全てを否定するわけではないが、個人的にはもう少し肉眼の補足的な要素を求めたかった。 あと、私個人はCLUB GNU EDITIONの頃から物販に並ぶのは諦めることにしたのだが、毎回物販の在庫の少なさや販売方法に対する不満がネット上で散見されるが、改善されることはないのだろうか? 整理券方式も全く上手くいってないように思う。 米津玄師やVaundyの物販は専用アプリで事前販売や予約、当日会場受取などとてもスムーズで、売り切れるにしても販売開始すぐにということはないと思う。 ドームやスタジアムでやるビッグなバンドなのだから、もう少し強気の在庫を用意できないものかと思う。 毎度毎度、物販運営に対する不満が出るのは改善するつもりがないと思われても仕方ないし、転売行為も益々酷くなるばかり。 何より、CLUB GNU会員のプレゼント商品が後日発送とかあり得ないと思う。 なんとか改善されないものだろうか? ライブ内容が良かっただけに、こういう不満が残ってしまうのが残念だ。

Vaundy @ 日本ガイシホール(愛知県)

2024/01/05 (金) 19:00開演

Vaundyのライブはこれが3回目。 徐々に小屋の規模は大きくなり、今回は日本ガイシホール。 センターに花道があり、サイドバックにも席があるため、席番号から前方の良席かと思ったが背中を見ることもあった。その分席番号が悪い人でも良く見えたのではないだろうか? しかし、他のアーティストでもこのホールには何度か来ているが、大型モニターがないのは初めてだった。前方席だからそれほど苦にはならなかったが、後方席の方はモニターがない分、Vaundyの表情までは見えなかっただろう。モニターがない分、自然とVaundyだけに視線が集中される。それはそれで良かった。 MCからもアーティストスケジュールからもおそらく本日が今年最初のライブであったはずだが、声の調子は良くなさそうだった。 昨年末のライブレビューにも散見していたので心配だったが、年末年始の休養(MCではモンハンばかりやっていたとのこと)があったにも関わらず声の不調があるのは残念だ。 ツアー含め、フェスなどもあり過密スケジュールも問題かもしれないが、もう少し万全の状態のVaundyが見たかった。 これまでのバンド編成にTAIKINGさんがもう1人のギタリストとして参加したのは素晴らしいと思うが、ギター1本でいける場面が多くクラップ要員になってるような気がする箇所もあったように感じた。折角だからもっとライブアレンジしたものも聴きたかったし、Vaundyはよく「口から音源」と評されるが、音源以上のモノをライブでは期待したい。

少年時代に聴いていた音がこの歳になってLiveで聴けるとは… 武道館には行けなかったが、運良く今回のツアーチケットを手にできたので、改めてスライダースを聴き直した。 予め他会場のセトリをチェックして、なんとなくシブい選曲だなぁと思いながら数ヶ月予習していく間に、若い頃好きだった曲よりも今回のシブいセトリが馴染んできた。 時代が変わってもカッコいいモノはカッコいい。 会場は高年齢層に埋め尽くされていたが、盛り上がりは若いアーティストのライブ会場より盛り上がっていた。 曲と曲の間は楽器チェンジもあって、かなり間合いが長かったが、観客の掛け声とそれに応えるハリーと蘭丸の表情で、その時間すら演目の一部になっているようだった。 演者とスタッフと観客が一体になって作り出している熱くて、温かい空間だった。 私の前にいるオバさんも横にいるおそらく仕事終わりに来たサラリーマンも派手なミニスカワンピースのおばあさんもみんな身体を揺らし両手を挙げ手を叩き声を上げ、ホントに楽しい空間だった。 ハリーの身体も心配だが、またツアーをやってほしいし、次はもっとデカいハコでこのステキな空間をもっともっとデカくしてほしい。 カーテンコール中、私の席の後ろの方のお客さんが、「武道館よりも良かったぞー!」と叫んでいたのが印象的でしたw

Tempalay @ Zepp Nagoya(愛知県)

2023/06/27 (火) 19:00開演

Tempalayライブ初参戦。 音源から想像していたよりも激しく、踊れる感じで非常に良かった。 生で体感するとよりロックっぽさを感じた。 ツアー後半戦ということで、ツアー前半戦のセトリとは少し違っていた。セトリを予習していったが、良い意味で裏切られた。 Zeppのせいなのか、ライブハウスだから仕方ないのか、ボーカルの音が潰れて聞こえて、低音ばかりが歪んで聞こえる感じでその点が辛かった。MCは聞こえるのだが、歌詞や演奏中の喋りは聴き取りにくいところが多かった。 もう少し、全体音量を下げてバランスをとるようなことはできないのか?(素人の意見です。因みに2階席中央辺りでした) 最近、ライブ用の耳栓をしている人もいると聞いたが、なにか本末転倒な気がする。 次回、ライブハウスに行くときはライブ用耳栓を用意してみようと思う。 「アンコールはやるつもりはなかった」と小原綾斗さんが言っていたが、サプライズのアンコールは本当に良かった。 予定調和ではないのがアンコールの本来の姿であろうし、このサプライズとお得感はやはり盛り上がる。 アンコールのラスト曲も最後までしっかり聴きたかった笑 次はもっと良い音響状態で聴きたい。 あと、開場中にスタッフ(マネジャーさん?)の方が、MCをしていたのが面白かった。 取り留めなく淡々と、メンバーとの出会いや、曲の思い出など、BGM的に話していたが、個人的には退屈せずにいられて非常に良かった。 これからもっと場数を得て、面白くなっていくことだろう。

King Gnuのライブはこれで8回目。 ライブハウスで初めて観たとき、これはスゴイバンドだ!と衝撃を受けましたが、ここまで大きなハコでやるバンドになるとは全く想像できませんでした。 前回の東京ドームでもその規模に驚きましたが、今回はそれを上回る規模で圧巻でした。 前日の土曜日のレビューやSNSなどで、観客の歌声はいらないという意見がありましたが、私も基本的には同意見です。 すぐ後ろの女性客はキャーキャー言って、「かわいい〜!」や「愛してるよー!」などと叫んでるのはまだ良しとして、イントロ聴いた瞬間に「あ!これ、私、メッチャ好きな曲!え、ホントに!私、これメッチャ好きなの!やったー!大好き!大好きな曲!」など、イントロ中、友達?に大声で説明したりされるのは興醒めでした。 序盤から観客声出し大合唱で、壮大なカラオケ会場のような状態でしたが、前日のレビューを読んでいたので覚悟はできてました。 途中、メンバーがダバコを吸い出し、吸い終わるのを待っている時間は地獄でした。一万円以上のチケットと交通費プラスαを出して来たのに、人のタバコ休憩を直立不動でただただじっと待っている。俺は何しに来たんだっけ?と腹が立ちました。 井口さんが観客に「ダバコ吸う人ー?吸いたいでしょう?」といってましたが、ああいうジョークを受け止められない人もいるし、アイドル的に好きになっているファンは「かわいい〜」と思ってくれるでしょうが、King Gnuの音を聴きに来ている人にはどうなのでしょうね? 私個人はシンプルにムカつきました。 屋外で音も良くないし、周りは大声で喋って歌って、ボーカルの声なんて聴こえないし、じゃあもうカラオケのつもりで自分も歌ってやれ!と思ってからは、屋外だし、風も心地よいし、大声も出せるし、まぁ、コレはコレで良いか…と思えては来ました。 タバコの件は全く解せませんが。 ソレを演出上良し!として、更に火気申請までしてるというのはスタッフサイドにも問題があると思いますし、そういう意味でもKing Gnuは BIGなアーティストになったんだなぁと思いました。 演奏中に(演奏に支障なく)吸うとか、演出上意味があれば良いと思いますが、吸ってる間ダラダラ喋って、座って休憩して、「そろそろやる?」「もう一本吸う?」みたいなやり取りは観客をバカにしてるのか?と思われても仕方ないかと。 今回のCEREMONYを成仏させるという名目で行われ、いわくのある「壇上」も歌い常田さんの想いは伝わってきました。 声出し禁止のライブでは常田さんのソロパート以外はハモリやユニゾン部分をほとんど歌わない時もあったので、色々と想いがあったことかと思います。 でも今回はそれがなかったように感じました。 そういう意味では良いライブでしたし、ホーンセクションとストリングスが入ったことで一段と音楽が高まり、演奏の素晴らしさが増したと思いました。 King Gnuはライブバンドだ!と改めて思わせるライブだったと思います。 帰り道に、振り返れば「結構良いライブだったなぁ」と思っていたのですが、レビューを書いてるうちにダバコの件が思い出されて…やっぱり星をマイナスさせていただきます。 追記 常田さんのチェロとMELRAWのソロはシビレマシタ! 追記 長いMC(ダバコ休憩)は日没のタイミングを合わせるため、ステージ演出のOSRINからの指示待ちということでした。(常田さんのInstagramより) 理由はわかったし、タイミングを狙いたい気持ちも納得できる。だけど、他にやり方がなかったのかな?

今回で4回目の米津玄師さんのライブ。 第一声から声が枯れている…。 今回も名古屋二日間の二日目でしたが、やはり声の調子は悪そうで、過去一残念なライブでした。 序盤から声が通らず、後半のKICK BACKで大盛り上がりした後は、より声が枯れてしまったようで、聴いていて心配になってきました。 演出的にもセトリ的にも盛り上がり難い始まり方だったように思う。声出しOKに戻った初ライブとしても会場全体の盛り上がりに欠ける感じがした。 あまり効果的に使われていないエプロンステージはスペース的に無駄な気がした。 奥セットの変形と背景と天井に映像を当てるというのは面白いが、映像に頼り過ぎ、またその映像が抽象的でインパクトはあるが、それに目を奪われて音に集中できないことが多かった。 米津さんが動いたり、ダンサーの皆さんが動くのは良いが、映像が全体を占めてしまうとつまらなく感じる。 個人的には… 脊オパのUndercover(リズム隊との行進) HYPEのFlamingo(寝ながら歌うのを上から撮影) 変身の馬と鹿(動く歩道)KICK BACK(手持ちカメラ) みたいな演出が好きです。 あと、これも本当に個人的な意見なのですが、毎回MCが長いので聞いていて辛い時があります。 毎回恒例のなかちゃんのコーナーはいつもの冗談話(恐竜に乗って帰るとか、シャチホコを食べたとか)ではなく、本当のご当地ネタだったので今回は盛り上がってましたが、全体にお話が長くてまとまりがなく辛いです。 でも、その話を楽しみにしている方もいらっしゃるとは思うので、あくまで個人的な意見です。 音楽的には売れっ子の宮川純さんがキーボードとして参加したことにより大幅にパワーアップしたと思う。 はじめ照明が入った時、あれ?キーボードがいる…あれ?あの人って…もしかして…いや、まさかな…と思ったら、メンバー紹介で宮川さんと聞いて驚きました!名古屋出身と聞いて、さらに驚きましたが笑 これは強力なサポートです! もう一つ良かった点は、これまでよりも髪型を変えたことにより米津さんの表情が良く見えるようになったこともプラスしたのかもしれないが、MCでの口調や表情、身体のフリや歌い方も芝居的な面が見えて、良い意味で演じてる感じが良かった。 絶対やられないでしょうが、この人は演技ができる人、役者ができる人だなぁと思いました。 4回見て、今回初めてそれを感じました。 色々と書きましたが、喉絶好調の米津玄師の歌声を一度聴いてみたいです。

2回目の生Vaundy。 今回は三階席の後方だったが、小屋の作りが良くてそれほど遠くは感じなかった。 ただ、前回フェスが最前列での鑑賞だったので、当然迫力が桁違いだった…仕方ないが。 ツアー半ばの2daysの2日目ということと、本人も「調子が悪い」と言っていたが、少し疲労感を感じる箇所もあった。 ただ、いつもの客煽りや客とのやり取りを力にかえるように段々と全体を盛り上げて行くのは上手いなと感じた。 曲と曲のブリッジでギターやマイクスタンドの受け渡しの為に無音になったり暗転になったりするのは、どのアーティストでも気になる。せっかく盛り上がった熱気が暗闇と無音の為に温度が下がる。MCでも良いし、何かブリッジ曲やSEでも良いと思うが、静寂が必要なら視覚的にでも間を埋めて欲しいのが個人的な意見だ。 18曲で90分の中身だとちょっと物足りなさを感じる。「これ以上やるには俺がもう1人いないと無理」と言っていたが、確かにそれだけの力は感じる。もっと演出面で歌う以外のインターバルなどで体力の温存を測っても良いのかとも思ったが、MCも少なく、アンコールもしないで全力で歌うのが今の彼のベストなスタイルなのかもしれないとも思った。 とにかく全身全霊で唄っている姿はホントに見ていて聴いていて気持ち良い。 次はアリーナツアーだが、もうこのホールの規模では収まらないほど大きなアーティストになったと感じた。 来年のガイシホールが楽しみだ。

King Gnu @ 大阪城ホール(大阪府)

2022/06/01 (水) 19:00開演

これでKing Gnuライブツアーも6回目の参戦。行く度に規模も大きくなり、演出も豪華になって、演奏も磨きがかかっていく。 今回はセットこそシンプルで映像演出はなく(両サイドに映る巨大モニターの映像は加工があり、よりドラマチックな表現をしていましたが…)メンバーの遊び心とファンクラブ会員のための演出がありました。 個人的には、メンバートークなどは面白かったですが、ファンクラブ内のコンテンツ(ファンの悩み相談やメンバーに対する質問など)はファンクラブ内でやっていただいて、ライブではやはり演奏が聴きたいです。 久しぶりのアコースティックコーナーでしたが、もっと多くの曲が聴きたかったです。 音響はこれまでのツアーの中で1番良かったと思います。最高でした! 最高のライブだったんですが……物販について…… 今回もグッズの在庫数が少なく、炎天下の中、長時間並んだ挙句欲しい物が手に入れらないという状況がSNSなどで散見しました。 平日開催ということで学生さんや休みを取れない勤人の方々は早々に諦めるしかなく、ファンクラブエディションと謳いながら、ファンクラブ会員に対する扱いが雑に感じました。 毎回ツアー後に通販を行いますが、ライブ前に通販を行い、それぞれが欲しいグッズを手に入れ、それを身につけて入場する方法がとれないものかと考える方も多いように見受けます。 せめて、ファンクラブの為のライブならそういうことができないものかと思います。 あとライブのトーク中に観客が大阪だけでなく結構遠方から参加していることがわかって、メンバーらが驚くといったことがありましたが……少なくともKing Gnuのファンは日本中にいるのに、ファンクラブエディションと謳うライブなのに、『東京』と『大阪』のたった二箇所でしかやらないから、ファンは『そこ』に行くしかないのです。 もちろん運営側にも事情があるとは思いますが、遠方のファンも色々な事情を抱えて、抽選でチケットを手に入れ、そして『そこ』に行って並んでいるわけです。 それで炎天下を長時間並んで欲しい物が買えないなんて、「ファンクラブってなんなのさ」と考える方も多いかと思います。 と、ここで運営に対する不満を綴ってもどうしようもありませんが、King Gnuのライブは「演奏は最高なのに、物販はひどい」というSNSの意見が毎回気になる…という感想です。

King Gnu @ Aichi Sky Expo(愛知県)

2021/12/05 (日) 17:00開演

King Gnuのツアーは5回目の参戦。ハコが大きくなるにつれ、ステージ演出は派手で豪華になり観るのも楽しい。が、音の伝わり方は大味に感じるのは仕方ないのか…。それでも前回ツアーのガイシホールよりは耳に伝わる感じはした。これまで以上に『ロックバンド』を感じるアレンジが多く、激しいドラミングとギターの泣き、踊るベースラインは『ロック』テイストが強めなのが新鮮で良かった。個人的にはアコースティックのコーナーも好きなので、いつかアコースティックライブをしてほしい。 今回のツアーはSNSなどでトラブルやミスが多発しているというのを知り、その際にはお詫びの一曲『McDonald Romance』が演奏されることもあったという。この日も一曲目終わりにドラムの機材トラブルにより中断。メンバーも慣れっこになっているという旨のMCで笑いになったが、正直、ライブ初っ端から気持ちが削がれ、この後もミスがないか、メンバーの演奏に影響が出ないかと不安だった。でも個人的に好きな曲『McDonald Romance』が聴けるかも知れない⁈と言う楽しみが増えてそれはそれでワクワクもしたが、結局お詫びの一曲はないどころか、途中の曲間でも間延びする時や、『ちょっと休憩』みたいな一幕もあり残念な部分が多かった。 それでもそれらを笑いに変え、会場を和ませたりできるのはこのバンドの魅力のひとつでもあるだろうし、稀有な存在だとも思う。

millennium parade @ なんばHatch(大阪府)

2019/12/03 (火) 20:00開演

初のmillennium paradeライブ。 チケットが当たったことがもう奇跡。 前回King Gnuのライブでは開場中も終演後も物販はやっていて、人気商品以外は売っていたので、今回も大丈夫だろうと普通に物販開始後に会場到着。 既に商品はステッカーのみ……。  甘く見過ぎた。 会場は大入満員、開演ギリギリまで観客入場に時間がかかるほど。 ステージ上にはスクリーンに映し出された3D映像。入場の際に渡されたグラスをかけると映像が立体に浮かぶ。 まるでアミューズメントパークのアトラクションのよう。 開演から会場はすごい盛り上がりを見せる。 おそらくまだ発表されてない曲であろうに観客の一体感は素晴らしい。 常田大希をはじめとする各メンバーも見たいが、映像もハイセンスでどちらを見ていいのか困る…。 照明も美しく、映像とのバランスが良い。 ステージはセンターにテーブルとチェア、パソコンやキーボードなどの機材、そこに座り指揮者のように観客に背を向ける姿は常田大希の頭の中を浮かび上がらせたかのよう。 ステージの両サイドの石若 駿と勢喜 遊のツインドラムが身体に響いて気持ちが良い。 新井和輝のベースもKing Gnuとは違う音色をアグレッシブに弾く。 ermhoiの美しい声はライブでも音源と変わらず美しい。 江﨑文武のキーボードもやはり優しく繊細で美しい。 安藤康平のSAXは要所要所で際立ち非常にエモい。 そして拡声器で叫ぶ常田大希。 ただただ…凄まじい! 既にmillennium paradeとして発表している 『Veil』『Stay!!!』『Plankton』や新曲『lost and found』(初めてフルで聴いたが良い曲だった)、Srv.Vinci名義の『ABUKU』など耳馴染みのある曲は盛り上がったが、一際盛り上がりを見せたのはKing Gnuの名曲『Slumberland』を演奏した時だ。 この時完全に会場内が一つになった。 80分程度の短いパーティーだったが、濃密で荒々しく繊細で美しい時間だった。

King Gnu @ Zepp Nagoya(愛知県)

2019/10/31 (木) 19:00開演

前回のsympaツアー名古屋ダイヤモンドホールに続けて今回も参戦。 今回は物販は最初から諦めてましたが、開場時間中にロビーでもTシャツやアノラック、タオルなどは買えました。 人気のスウェットやモバイルリングなどは早い段階で売り切れたようです。 会場は超満員。始まる前は「この状態で大丈夫なのか?」と思うほどの混みようでしたが、スタート後には落ち着いて安全に鑑賞できました。(開演は5分押しでした。) 土地柄なのかGnuたちのマナーが良いのかわかりませんが、客は行儀良いと思いました。 前回と同じくほぼリリース曲を演奏。 (ボーカル有りの曲では『破裂』だけ演奏せず) 前回よりも演奏が素晴らしかったです。 ステージ演出、特に照明が良かったです。 SNSに前日に地獄のレコーディングとありましたが、井口さんの喉が少しお疲れ様子かなぁ?と感じました。 前回よりも高音が苦しそうに感じたのは私の気のせいか? 会場(Zepp Nagoya)のせいなのか、PAのせいなのか、私がいた場所が悪かったのか、音のバランスが非常に悪く、前半の3,4曲以降くらいからボーカルや高音が全然聴こえなくて、耳鳴りするほどの大音響でした。 私の周りの客は耳を押さえる人もいました。 途中、完全に低音ばかりが響くのみ状態で客の熱気が冷めていく感じがありました。 しかし、『アコースティックコーナー』のコーナー(井口さんが言いましたw)になると楽器が変わったことにより、音が聴こえるようになり熱気はすぐに戻りました。 新井さんのウッドベース(コントラバス)はかなり腕が上がったように感じました。 その後、新井さんの誕生日と勢喜さんの結婚を祝うハッピーバースデーを常田さんのギターから始まり、井口さんの歌に合わせ、会場全体でお祝いするという一曲があり、盛り上がったまま後半に向かって行くという感じでした。 因みに前回はMCを一言も発さず、機嫌が悪いのかなぁ?と個人的に思ってしまった常田さんが、今回は客煽りもあり、ところところで話すこともあり、『アコースティックコーナー』のコーナーなど終始笑顔で、井口さんのMCの間もよく笑っていてなんか良かったですw 前回ツアーでも演奏した未発売曲『Vivid Red』と『Teenager Forever』そして、今回は家入レオさんに常田さんが楽曲提供した『Overflow』も演奏された。 まだ未発売の『Teenager Forever』がラスト曲であんなに盛り上がるのは、今のKing Gnuの勢いを現しているようでした。 音響は少し残念でしたが、タイムリーでとてもスペシャルなライブであったことはとても良かったです。

King Gnu @ Diamond Hall(愛知県)

2019/03/07 (木) 20:00開演