満を持して70歳を超えて、40年前に打ち上げたツアータイトル”限りなき挑戦”を再び掲げ、その新曲を引っ提げて全国をロングランで駆けめぐっている。
その限りなき挑戦の中身が奮っている。アリス47年の軌跡をまとめたメモリアルブックを出版したかと思いきやレーベルを越えた完全版シングルコレクションもリリースして、極めつけは10月26日(土)には日比谷野外音楽堂で初ライブを決行すると云う。
そんな話題盛り沢山の中で行われるライブに、アリス初登場の札幌文化芸術劇場は熱気に包まれていた。
第一部はミディアムテンポの「愛の光」で幕を開け、みんなが年輪を重ねた分、ゆったりとレイドバックな雰囲気で進む。第二部は賑やかなバンドセットに替わり、往年のヒットメドレーでホール全体が歌声喫茶、シングアウト状態になった。そして最後のアンコール「さらば青春の時」を謳いあげた。
70年代のアリスサウンドはいつまでも褪せることのないエバーグリーン。そしていつでも青春を甦らせてくれる。