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ジンチョさんのレビュー
30代でかれこれライブを185ステージ観ている39歳です。
「誰かのファン」というよりかは、「この人のこの歌、めっちゃいいんだよなー」「人生で一度はこの人のライブ行っておきたい!」という気持ちだけでチケットを取って観ています。
そんな中の念願のしーちゃんのライブ。
ちょっと語らせてください、おそらく生まれて初めて世間で流行っているポピュラーミュージックに興味を持ったのは小学3年生くらいの頃のユーミンの『真夏の夜の夢』なんです。子どもながらにあのイントロに惹かれたのを鮮明に記憶しています。でもですよ、よくよく記憶をたどると、保育園の頃、みんなで小さな4人掛けのテーブルを囲って、それが何脚もずらーっと並んで給食を食べている中、向こうの方でお調子者の女の子が、昨晩テレビ番組でやっていた工藤静香の『嵐の素顔』の例の手ぶりをやっていたのを今でも覚えているんですよね。その頃はその歌が「好き」といったような感覚はなかったのですが、私の人生の最古の記憶に残っているポピュラーミュージックが『嵐の素顔』なんですよね。
それが影響してなのか、どうしてもしーちゃんの楽曲は今でも聴いちゃいます。
惹かれる理由はほかに、やはり制作陣が豪華というのもありますよね。大好きな中島みゆきさんやベースの天才後藤次利さんが携わっているのも好きな理由の一つです。後藤さんはちょいちょい挟み込むゴリゴリのベースフレーズがやっぱり癖になります。
でもここ最近ずっと思っているのは、ボーカリストとしての魅力!Youtubeで世良公則さんとコラボしている『嵐の素顔』を観てから、もうロックボーカルとしか認識しなくなってまして。最近はミラクルひかるさんの影響であの歌の癖で認識している若い子も多いかもしれませんが、あのような癖の強さがまさに私としては”ロック向き”です!
大好きな『メタモルフォーゼ』もイントロで心臓は爆上がり!
『Blue Velvet』はロックボーカリストとしての本領発揮といったところ。
本当に最高でした。
180以上いろんなステージを観てきてますが、吉田拓郎さんや山下達郎さんのステージは”ミュージシャンのステージ””音楽で楽しませるプロ”といった印象があるんです。吉田拓郎さんはMCでも「こんな歌あったよね、(ギターじゃら~ん♪)」とMCの途中で歌を歌い始めたりするんですよね。しーちゃんの今回のステージで印象的だったのは、まさにそれと同じ魂を感じたアドリブ。バックバンドのメンバー紹介とは別に、各楽器のプレイヤーに「ちょっと演らない?」と声をかけ、その楽器と歌(恐らくプログラムにはない楽曲)だけで一節楽しませるパートがありました。
それに完全にやられましたね…。場数の違い、プロ、そして本当に歌が好きな人なんだなっていうのを感じたステージでした。
他にも好きな楽曲が多くあるのでぜひともまた参戦したいです!
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- 2024/09/16 (月) 08:17
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