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職人の極みさんのレビュー
11月1日の名古屋を皮切りに全国9都市で開催されたバンド史上最大規模の動員となった-真天地開闢集団-ジグザグ『全国開闢禊 -最高-』のツアーファイナルでした。全会場完売御礼となったツアーファイナルに相応しく8000人のキャパを誇る東京ガーデンシアターも勿論満席御礼の盛況ぶりでした。ツアーは全公演構成演出は固定でRequiemとGuruのみ会場によって入れ替えで披露されました。バンドの現在地を示すALBUMタイトルの通り最高な「最高」収録曲を主軸に今年各地の音楽FESで大旋風を巻き起こしたきちゅねのよめいりや燦然世界を始めとしたキラーチューンに先日MVが公開された前作「夢幻」に収録されたPOPチューンのラスデイ ラバー、会場を巻き込みスマホライトの演出が幻想的だった傷と嘘など色とりどりの楽曲で会場を埋め尽くした参拝者を魅了しました。パフォーマンス面ではこの日ボーカルの命様はツアーの疲れが蓄積されて居たようで後半曲によってはハイトーンやファルセットの息が続かない場面も見受けられましたがベースの龍矢くんドラムの影丸くんサポートギターの菅野さんが堂々とした演奏で命様を鼓舞し、オーディエンスもコーラスパートで全力で命様に寄り添い会場を盛り立てた様はメンバーと参拝者の絆そのものでした。MCで自ら不甲斐無さを口にしかけた命様も吹っ切れたのかラストブロックの燦然世界からNighty night!までは圧巻のパフォーマンスで会場を熱気の渦に巻き込みました。この一体感はやはりコールアンドレスポンスが可能になった事も大きいとは思いますが、着実に実力と実績を積み上げてきた-真天地開闢集団-ジグザグの現在地「最高」をメンバーが見事に体現してくれたからこそに他ならないと思いました。益々の活躍とnext sceneの告知を期待しています!
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- 2023/11/29 (水) 22:50
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