Nothing's Carved In Stone
Nothing's Carved In Stone「Hand In Hand Tour 2016」
2016/02/13 (土) @横浜ベイホール (神奈川県)« 前へ| レビュー一覧へ (1/1) |次へ »
Kazzyさんのレビュー
2月の海辺の会場ということでかなりの寒さを想定していたこの日は意外にも4月下旬の陽気。
そんな中 まるで桜が咲くように、Hand In Hand Tourが横浜ベイホールを皮切りにスタートした。
今回は全公演・対バン形式で初日を務めるのは『coldrain』
ハードコア系の代表バンドの彼等がNCISファンとどう絡めるのか見ものだったが、そこは海外などのアウェーでも圧巻のパフォーマンスを魅せてきたバンドだけあってオーディエンスをヘドバンの嵐に巻き込んで行った!
ステージから降り注ぐ『冷たい雨 ︎』に はしゃいで大盛り上がりしたオーディエンス。
まだ熱気に包まれた身体が火照っているうちに本打ち・NCISが登場だ!
いきなりALBUM『MAZE』からシングルカットしたばかりの『Gravity』をぶちかますとあちこちでモッシュの嵐!
そこに『Spirit Inspiration』
するともうイントロの段階から会場中のテンションはほぼ頂点に達したかと言わんばかり "Oiコール" がこだまする!
そして3曲目には『白昼』
本当にここで燃え尽きるかと思うようなセトリにはイイ意味で本当に脱帽。
MCでVo.たっきゅんはやや自虐ネタを入れてオーディエンスを和ませながらも『対バンにおける同じ想いを持った仲間との出会い、同じくオーディエンスとの出会いの大切さを強調していた』
CDなどの楽曲を聴いてアーティストのファンになり そのアーティストのLIVEに出向く。そして、そこでまた新たなアーティストのサウンドと出会いそれを自らの感覚に精査する。これは簡単なようで意外に難しいこと。なぜなら自分自身に好き・嫌いの明確なものがないと出来ない作業だからだ!
ジャンルなどというものは本来なら必要はないはずなのに、それが難しいから存在する。
そんなことを考えさせてくれるのもROCK BANDのLIVEの魅力の一つだと改めて気づかされた!
"YOUTH City" "Cold Reason"
そんな思いを吹き飛ばすように演奏は続きオーディエンスは過去を吐きだして行くようだ!
そこで、この日 全ての意味で初のお披露目となる新曲 "In Future"
いつもギターを掻き鳴らしながら歌うVo. たっきゅんがマイクを片手にステージを動き回りながら歌う!新鮮な光景。
正直まだしっくりと聴けなかったが これも聴き込むうちに自身の名曲アルバムに入ってくるのだろう。
後半はMCもほどほどに怒涛のアッパーなナンバーのラッシュでチビ箱特有のダイブも炸裂した。
アンコールでは今回のツアーTシャツをメンバー全員が着てステージに登場し、先のファン投票で①位に選ばれた名曲 "November 15th" を届けてくれるとオーディエンスは名残惜しそうにダイブなどでステージに各自の熱い想いをぶつけていった。
対バン相手は違えど、これから全国各地で今回のようなエモい公演が繰り広げられるのだろう。
サウンド的にも更に完成度が増しオーディエンスとのぶつかり合いも益々楽しみでならない。
そんな公演を終えると5月にはバンド初の野外単独公演が控えている。
数々の対バン公演で刺激を受けたNothing's Carved In Stone が ひと回り大きくなって『NOTHING'S CARVED IN STONE の野音』を魅せてくれることを期待して止まない。
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- 2016/02/14 (日) 05:05
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