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Fさんのレビュー
本日の戦場は阿倍野ROCKTOWNにて、東阪ツアー「新版アルカナ概論」の千秋楽。二日だけではありましたが、ユニットとして初のツアーであり、初の大阪遠征案件となります。
東京公演と同様に光る球体が台座に備え付けられて、舞台装置として待機していました。overtureとともにツアー用の白衣装をまとった五人組がご登場になり、発光体をそれぞれ手にとってスタートします。初見のときは台座が闇に遮られていましたので、台座ごと捧げ持っているアクションが球体を浮遊させているように見えていました。改めてよく見ると、セトリのイメージカラーに合わせて発光色が切り替わる仕様となっています。
まずは「キミトナラ」・「Dawn of the Future」・「星影のファンタジア」・「夢で世界を変えるなら」と、歌声を響かせる曲目が続いてMCへ。初大阪の喜びをそれぞれ語ると、「カンパネラ響く空で」・「TWO of WANDS」・「ドンケア」・「ACE of WANDS」そして「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」。
MCでは、曲目にあわせてそのテーマカラーに煌くフロアを指して、希望の光として感謝の言葉をいただきます。
「天運ヘキサグラム」・「Ace of Pentacles」・「ヒトリガタリ」と、シリアスな曲調が続いた後のMCでは、遠征のためテンションがやたら騰がっている様子が端々から伝わってきます。それでも歌い始めるとその世界観に徹する切り替わりが素晴らしい。
ここで東京公演で披露された新曲「革命的レイメイ」が再び。からの「Ophelia」・「迷わないConquest」を歌い上げて一旦はけます。アンコールを求めるクラップに応えて「Hello True my heart」・「きっと、その未来にたどり着くから。」。
MCでは、ツアーファイナルを惜しむとともに、全体の構成が書籍をテーマとしているほか、イメージカラーから選曲したことが紹介されます。また今夏は初のアルバム・初のアニサマ出演と楽しみがいっぱいであることもご紹介になります。イメージカラーの七色を重ね合わせると、何物にも染まらず何者にもなれる白になるとして、締めくくりは「たゆたえ、七色」
このようにセットリストの曲目そのものは東京公演と同じですが、配列が異なっていてイメージカラーの暖色・寒色が繰り返される構成となっています。
また遠征そのものが珍しいなかでも、とりわけ初の来阪のためメンバーのテンションが総じて高く、関西のファンをなんでやねん戦士と呼称する空野さんに至っては、振り付けのところどころを突っ込みのポーズにアレンジするなど、関西の空気を満喫しておられました。また関西に遠征しておられたころには目指すべき夢と位置づけられていたことを自らの手で掴みとっておられる現状を考慮すると「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)」をまさに体現しているように感じるツアーとなりました。
#軍記 #ARCANAPROJECT #新版アルカナ概論
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- 2022/05/02 (月) 00:10
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