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たっちゅうさんのレビュー
エンターテイナーとして、シンガーとして、「セカオワここにあり」と言わんばかりのセットリスト、パフォーマンスだった気がした。
1曲目、スターライトパレード。セカオワをここまでの知名度に伸し上げた楽曲の一つ。時間帯も良かったが、そこから語り継がれるライブになることを予想していたのはステージの4人だけだっただろう。
そこからヒット曲のオンパレード。個人的には4曲目の眠り姫。私自身、1度もワンマンには行ったことがなかったが、あまりライブで歌わないイメージを勝手に抱いていた。ロックバンドにありがちな敢えて有名な歌を歌わないセトリを予想していただけに心の底から酔いしれた。
次の個人的な山場は炎と森のカーニバルからMCを挟みムーンライトステーション。当時ハマっていた私にとってはたまらなかった。高校時代の私に寄り添ってくれていた楽曲がまるで当時を蘇らせてくれたように思い出と共にフラッシュバックしてくれた。インスタントラジオで本編終了。
ここまで圧巻だったが、あの歌を歌っていない。アンコールでスマホのライトを使ってファンが煽る。暑かった1日が終わる。アンコールの1曲。令和初のロッキンのトリはRPG。自分と同世代の人達で歌えない人はいないだろう。会場全員の合唱はエモいの一言。エモいの定義がイマイチわかっていなかった自分にとって、初めてこれがエモい瞬間なんだと思わされた。歌詞がモニターに映っていないのにみんなが歌えているシーン。感動、圧巻どの言葉を取っても足りないくらい素晴らしい瞬間だった。永遠に語り継がれるべきライブだったと思える。時間も熱量も雰囲気も全てが彼らの音楽をメロウにし、ファンを酔わせた。あの場に居合わせることができて良かったと思えた85分だった。
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- 2019/08/05 (月) 12:31
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