「ドリフェス2016」エレカシが貫禄のライブで観客を圧倒!
2016/10/25©テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2016
テレビ朝日が主催するライブイベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル2016」が、10月22日(土)~24日(月)の3日間、東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催され、2日目の公演にエレファントカシマシが出演した。
「宮本ー!」「ミヤジー!」の歓声が飛び交う中、サポートメンバーを引き連れエレカシが登場。“さあ がんばろうぜ!”という歌い出しから1曲目『俺たちの明日』が勢いよくスタートする。
歌詞を観客に語り掛けるように歌いながらも、合間には「でっかく生きようぜー!」「がんばろうぜエブリバディ!」とおなじみの宮本浩次(Vo/G)の熱い叫びが響いた。「みんなに捧げます」という宮本のメッセージから『悲しみの果て』へと続いていく。
2曲ですでに汗だくの宮本がジャケットを脱ぎ花道へ。「どーんと楽しもうぜエブリバディー!」と始まったのは今夏リリースされた新曲『i am hungry』。前の2曲で弾いていたギターをおろし自由になった宮本は、飛び跳ね、走りまわり、そして尻を叩きながら歌うなど、今年50歳を迎えたとは思えないほどステージを縦横無尽に動き回る。そんな宮本の動きと歌声、両方のパワフルさにつられて会場もヒートアップしていく。
実は前日までライブハウスツアーをしていたエレカシ。MCでは「昨日までライブハウスでやってたけど広いね」と驚きも見せる場面も。
続いて『風に吹かれて』で観客を宮本の伸びやかで美しい歌声に引き込んだが、またがらりと雰囲気が変わる。高音が特徴の疾走感あふれる激しいナンバー『RAINBOW』で再びギターをおろした宮本が、今日一番の激しいパフォーマンスを見せつけたのだ。ストロボが点滅する中歌い叫ぶ姿は圧巻。もちろんバンドも宮本に負けじと、Tシャツの色が変わるほど汗だくになりながら激しい演奏を見せつけていた。
そんな激しいパフォーマンスに続いてのMCでは宮本が、「同級生です。」「最高の男です。」などと一人一人を称えながらメンバーを紹介。宮本の人情深さが表れていた。また、ギターの石森敏行の紹介では、宮本が石森の帽子を取り上げると赤いおさげ頭という衝撃的な髪型が現れ会場は驚きと笑いに包まれた。
和やかな雰囲気から、こちらも今夏にリリースされた新曲『夢を追う旅人』を披露、続いて定番の『ガストロンジャー』では、観客が「オー!」と、宮本に合わせこぶしを高く突き挙げる。これまで披露された曲もそうだが、エレカシの曲にはこぶしが似合うのだ。
最後は、エレカシの名を一気に広めた大ヒット曲『今宵の月のように』。“ローリングストーンズみたいに”と、全員で肩を組んで礼をしステージを後にした。
来年デビュー30周年を迎えるベテランバンドの貫禄のパフォーマンスは、他の出演者のファンの中にも強烈なインパクト与えただろう。
【セットリスト】
1. 俺たちの明日
2. 悲しみの果て
3. i am hungry
4. 風に吹かれて
5. RAINBOW
6. 夢を追う旅人
7. ガストロンジャー
8. 今宵の月のように
なお「テレビ朝日ドリームフェスティバル2016」の模様は、2017年1月にCSテレ朝チャンネル1で放送されることが決定。豪華アーティストによる夢のステージを一挙5時間に渡って放送される。
※テレビ朝日ドリームフェスティバル2016の全ての演目が放送されるわけではありません。