フレンズ、ODD Foot Worksをゲストに迎え東京千秋楽! Vo.えみそんのバースデーをズッ友も一緒に祝福

2023/11/25

フレンズ -FRIEND REQUEST TOUR 2023-
2023年11月10日(金) Shibuya WWW X
フレンズ / ODD Foot Works

 4人組バンド・フレンズが11月10日、東京・Shibuya WWW Xで「フレンズ -FRIEND REQUEST TOUR 2023-」と題したツアーの最終公演を行った。9月18日に愛知・名古屋 ell.FITS ALLで幕開けしたツアーは、全会場2マンで展開。初日は黒子首を、続く10月28日に大阪・梅田 Shangri-Laで開催したライブではDENIMSを招き、2度とない特別な時間でファンを楽しませた。最終日は、この日、誕生日を迎えたボーカルのえみそんが「今、1番ライブを観に行っている」と紹介したODD Foot Worksが出演し、会場を盛り上げた。

 開演時刻と同時に落とされた照明。高揚がフロアを包み込んだ。最初にステージに姿を見せたのは、2マン相手のODD Foot Works。幕開けを飾った「浪漫飛行機」では、「盛り上がっていきましょう」と滑り出したPecoriの誘いに合わせて、フロアが揺れ始めた。華やかな有元キイチのギターが印象的な「JELLY FISH」、疾走感がある「KAMISAMA」などグループの魅力を余すところなく投下し続けた。

 最初のMCでPecoriはまず「えみそん、誕生日おめでとう!」とお祝いの言葉を口にし、「4~5年前に知り合って、東京でやるツアーファイナルに呼んでもらえてうれしいです」とフレンズとの出会いを振り返りながら感謝。恩返しにと新曲「Feet Feet」を会場にプレゼントした。観客はハンズアップをして酔いしれていた。点滅するライトが怪しげな「VIRTUAL DANCER」では、メンバーから放たれる音楽を観客が全身で堪能。ステージと会場がひとつになり、音楽を楽しんでいた。幸福な空気が満ちた会場に向けPecoriは「どうでしたか。あったまりましたか、みんな」と満足気な笑顔。「2マンに呼ばれるのはありがたいこと、これからも一緒にできたら」と話していた。ショパンの「ノクターン第2番」を引用した「Love Is Money?」では指揮者のように手を揺らし、会場をまとめ上げたPecori。身を乗り出して会場をあおった「PRIVATE FUTURE」では、榎元駿のうねるようなベース、クラシカルなギターなどドラマチックな展開で一気にステージを駆け抜けた。

 すっかり仕上がった会場。ステージ上では、機材の入れ替えが行われ、フレンズ登場の準備を進んでいく。場内では、REBECCAの「フレンズ」など、過去のヒット曲が流され、その時を待っていた。

 すべてが整い、暗くなった会場。待っていた思いを伝えようと、ファンがクラップでメンバーを出迎えた。ドラム・コーラスの関口塁の「1、2、3、4!」のカウントで「ヤッチマイナ!」のイントロが始まると、ボーカルのえみそんが「ツアーファイナル、やってきました!!!」と大声であいさつ。歌声を包むように、クラップが大きくなっていく。「しょっぱなから盛り上がっていきますよ!」と左右にスイングした「OKASHi NA DEAi」では、えみそんが歌唱中に、「♪笑い合えたらの、〝ら〟で渾身の〝ら〟を出したい」と演奏を止めてフロアにお願い。聴衆と最初に声を合わせた〝ら〟では納得がいかず、首を横に振ると「ちょっと待って、あたい今日さ、誕生日なんだよ!ここ渋谷で一番大きな声を出して」とフロアをあおり、やり直し。2度目の〝ら〟では、割れんばかりの声が起こり「いいね、最高」とお立ち台に上がって、笑顔を炸裂させていた。

 月明かりのようなスポットの下で披露した「NIGHT TOWN」では、メロディアスな長島涼平のベースが魅力的だ。「DIVER」と続けた後は、テレビ東京系で放送中のドラマ「けむたい姉とずるい妹」エンディングテーマ「煙のジャンクション」を投下。MCでえみそんは「ドラマのいいところでこれが流れるんだよね。作って良かった」と感慨深げに語り、同楽曲を東京で初披露した。

 たっぷり時間をとった中盤のMCでは、「何でも質問して」とフロアにマイクを向けると「好きな味噌汁の具は?」とクエスチョン。ギター・ボーカルの三浦太郎が「ネギと豆腐と…」と口を開くと、えみそんが「ちょっと変化球だけど、じゃがいも!」と割り込み。長島は「ネギ、豆腐、お揚げ…。決められない」と困った顔をすると、えみそんが「決めてあげる!」と横取りし、会場の笑いを誘っていた。「好きなケーキの味」など食縛りの質問に回答したメンバー。「気になったことがあったら、いつでもライブに来て質問して」友達のような呼びかけをし、ファンを喜ばせていた。

 ミラーボールが輝く中で演奏した新曲「Good Time」では、三浦の掛け合いが心地よく、会場の隅々まで笑顔が広がっていた。えみそんは「10万飛んで33歳を迎えた」と語りかけると、「生まれて、ここに立たせてくれてありがとう」と会場に頭を下げると、メンバーからは「生まれてきてくれて、ありがとう」と伝える場面もあった。

「重大発表がある」と始まったアンコールでは、「来年アルバムを出します」とフレンズから嬉しい発表が。結成10年目を迎える節目を祝うため、「まだ言えない」としながらも、「6月7日と8日は空けておいて。神泉に近い渋谷らへんで何かするかも…」と含みを持たせていた。

 告知を終えて安堵の表情を見せたえみそん「このツアーでずっとやっていたコラボレーションをやります!ODD Foot Works来てー!」と呼び込むと、「ハッピーバースデー」のメロディーが流れるサプライズ。ステージ下手に目をやったえみそんは、ケーキを持って登場したODD Foot Worksに気づくと、「マジか」と絶句した。会場中が声を合わせて祝福。「♪Dear えみそん!」の声にうれしそうに微笑むと、ケーキのろうそくを吹き消し、胸いっぱいの表情を見せていた。

 ファンとの記念撮影や、メンバーからの誕生日プレゼントを受け取ったえみそんは、「まだまだ踊り足りないよね。みんな準備はいいですか?」とフロアをのぞき込むと、ODD Foot Worksとともに「夜にダンス」を熱唱。Pecoriが再度「おかもとえみ、誕生日おめでとう!」とあおると、何度も「おめでとう!!」と客席から声が上がっていた。

 各地をわかせたツアーの最後には、えみそんが「みんなの帰り道がさらに楽しくなるように。もう1曲」と「東京今夜」を一人一人に届くように歌い上げた。

SET LIST

■ODD Foot Works
01.浪漫飛行機
02.JELLY FISH
03.テレコになって
04.KAMISAMA
05.Feet Feet
06.I Love Ya Me!!!
07.Virtual Dancer
08.Love Is Money
09.PRIVATE FUTURE
10.NDW
11.卒業証書

■フレンズ
01.ヤッチマイナ!
02.OKASHi NA DEAi
03.NIGHT TOWN
04. DIVER
05.煙のジャンクション
06.海のSHE
07.きっと私は大丈夫
08.Good Time
09.あくびをすれば
10.塩と砂糖
11.愛をやめない
12.地球を越えても

ENCORE
01.夜にダンス
02.東京今夜

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