ライブも後半戦に差し掛かったMCで、ついに新メンバーの佐伯つみきがコメント。
「今日はありがとうございます。こんなにたくさんの人の前でライブできるなんて信じられません。5人で(ステージに)立てることが嬉しいです。リリイベで見ていた4人は、かっこよくて……ついていけるよう頑張ります」と初心表明。温かな拍手が送られた。
伸びやかかつ力強いボーカルで、ライブを牽引してきた榎本りょうは、「2か月間、毎日のようにライブをして、今日を迎えました。みんなに恩返しできるよう頑張ります。楽しんでいきましょう!」と謝意を伝えると、2曲続けて新曲を披露するというチャレンジに突入。
ギターのリフが痛快な「Light of Hope」は、キャッチ―なサビに込められたメッセージに心励まされるナンバー。一方、キュートな歌い始めでスタートする「Re:mitBreak」は、ダイナミックに曲が展開。青いレーザー光線が交差する幻想的な世界で魅了した。
神崎が「ここからラストスパート。もっと騒げますよね!」と煽り、お祭りチューンの「FLOWER DANCE」へ。振り付けレクチャーの後に、佐伯が「皆で踊って盛り上がりましょう」と誘い、「POP’N」でさらに一体感を強めた。
ハッピーな「Roller Coaster」は、ラインダンスを見せたかと思えばハイキック、ヘドバンなどで次々と5人が攻めるナンバー。オーディエンスも負けじと、フロアで円陣を組んで感情を爆発させた。本編はハモリが美しい「SPARKING」で大団円を迎えたのだった。
すぐさま、アンコールをねだる声が沸き、それに導かれるように5人が再登壇。放送員だったという小森から、この日の集客数が850人だったと発表された。「チケットの目標が800枚だったので、達成できました」と喜ぶ5人。ファンクラブが開設されたこともアナウンスされるなど、祝福ムードに包まれた。
アンコールでは再び、フォーメーションの巧みさや5人のボーカルの個性が際立つ「感情線染ヒカリエモーション」を熱唱。9月からは初となる東名阪ワンマンツアーも決まった。新たなる魅力を携えた彼女たちが、そこでどんな光を放つのか、今から楽しみでならない。
取材・文=橘川有子
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