2016年12月26日 ON AIR のテーマ
今回のテーマ:土屋公平とのDJナイト! 今月は、南青山MANDALAでの公開収録! そして、ゲストに土屋公平を迎えて、お互いの好きな60年代の音楽を流していきます。
Playlist of 2016 December 26 broadcast #6
Museum
Donovan Philips Leitch
Museum
Donovan Philips Leitch
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CHABO: 「今月の1曲目は、俺の選曲から!この間、ダリ展とゴッホ展に行ってきた俺の昨今を象徴するような曲だね。ドノヴァンは最初ディランみたいなフォークロックで出てきたんだけど、途中からサイケデリックに変わっていった俺の大好きなミュージシャン。この曲のギターはジミー・ペイジが弾いてるんだ。」
公平: 「ファンキーでサイケで凄くCHABOさんっぽいですよね」
CHABO: 「ちなみに、俺の名前である麗市は、 Donovan Philips Leitchのレイッチに由来してます。」
I Got A Strange Feeling
Buddy Guy
I Got A Strange Feeling
Buddy Guy
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公平: 「次は僕の選曲!バディ・ガイです!これはチェス録音でそんなシカゴの色が強いディープな曲を一発目にかけます!」
CHABO: 「公平がバディを持ってきたのはちょっと意外だった!」
公平: 「先日出た、ストーンズのニューアルバムが、シカゴブルースの色が強くて、そんなシカゴブルースを皆さんに聞いてもらいたかったんです。」
Villanova Junction
Jimi Hendrix
Villanova Junction
Jimi Hendrix
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CHABO: 「公平と言ったらやっぱりジミヘンだよね。 ギターも凄いけど、歌も作詞作曲も素晴らしいよね。 俺が選曲したこれは、ウッドストックのライブ音源なんだけど、ライブから帰っていくたくさんの客の景色とギターのトーンが凄くマッチしていて、ジミヘンの表現したい事がこの短い曲に全て出ている感じがするよね。」
公平: 「実はCHABOさんと初めてジミヘンの話をしたのは、出会ってから随分経った時でした。その時に、ギタープレイや機材の話ではなく彼の詩についての話をしましたね。 僕なりに曲を訳してみたりしてるんですけど、ジミヘンってやっぱりすごいですよね!ワイルドなロックスターってイメージが強いですけど、実は凄くクリエイティブな人。」
Ezy Ryder
Band Of Gypsys(Jimi Hendrix)
Ezy Ryder
Band Of Gypsys(Jimi Hendrix)
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公平: 「どれにするか凄く悩んだんだけど、あまり皆さんが聞いた事のない音源を流したいと思ってこの曲にしました。ドラムがバディ・マイルス、ベースがビリー・コックスで、この時期の演奏もファンキーで凄く好きなんですよね。これは69年の大晦日と元旦に行ったフィルモアでのライブのリハーサル音源なんです。」 「その中でもこのテイクはとんでもない演奏力で、三人とも完璧!サイケデリックな世界観はあるんだけど、誰もブッ飛んでなくて凄く正確。演奏がタイトで最高です!」
Gimme Shelter
The Rolling Stones
Gimme Shelter
The Rolling Stones
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公平: 「僕の思う60年代の名曲は、この曲にしてみました。僕がリアルタイムでストーンズを聴き始めた頃は、Love You Liveの時なんですけど、子供の頃に親戚の家に行った時に聞いたのが、この曲だったんですよね。子供ながらに、この世界感は凄いなと思っていました。」
CHABO: 「ストーンズの曲の中では割とマニアックな曲かもしれないね。」
公平: 「メリー・クレイトンがボーカルに参加していて、そのサウンドの感じも良いし、彼女は自身のシングルでこの曲を歌ってます。」
Moon River
Henry Mancini
Moon River
Henry Mancini
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CHABO: 「俺の60年代の名曲は、すごく迷ったんだけど、ロックじゃなくてもいいかなと思って、映画音楽のこの曲を選んだんだ。子供の頃、新宿のミラノ座って映画館で、支配人のおじさんに可愛がってもらっていたんだけど、映画の休憩時間に沢山曲が流れていて、このMoon Riverを聞いた時にビートルズ少年だった俺が "何て綺麗な曲なんだろう!"って当時感動しました。」
公平: 「ミラノ座は、僕も中学生の時に良く行きましたね。」
CHABO:: 「基本的にロックを流す番組だけど、特別に俺がガキの頃感動した曲を選んでみました。」
*当CDは廃盤のため、リンク先は同一楽曲を収録したCDになっています
Stand!
Sly & The Family Stone
Stand!
Sly & The Family Stone
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公平: 「僕が60年代の見てみたかったライブが、Sly & The Family Stoneなんです。 テキサスでやった真っ昼間の野外ライブの映像を見たんだけど、当時のテキサスは黒人への弾圧が強い時代。そのライブでは、物凄い数の黒人が集まっていて、彼らの持つパワーを感じました。」
CHABO: 「スライは、カリスマだったもんね。」
公平: 「ブラックミュージックが、夜のダンスフロアから青空に向かって広がっていくのが見えるようで、凄い瞬間だったんだろうなぁって思いますね。」
New Year's Resolution
Otis Redding & Carla Thomas
New Year's Resolution
Otis Redding & Carla Thomas
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CHABO: 「最後の選曲です。やっぱりオーティスを出そうかな。このアルバムは、カーラ・トーマスとオーティスがデュエットしているんだけど、若い時に沢山聴きました。 New Year's Resolution(新年への決心)ってタイトルが最後にかけるのにピッタリだと思って、選曲しました。」
公平: 「やっぱり、60年代の音楽って本当に凄いですよね。」
CHABO: 「ロックの始まりだもんね。燦然と輝くサウンドがあるよね。」
公平: 「それにしても、本当に楽しかったです。ありがとうございました。」
CHABO: 「こちらこそ、来てくれてありがとう!Thank You!」
2016年11月28日 ON AIR のテーマ
今月は、1960年代の白人ミュージシャンによるブルース、「ホワイトブルース」を特集していくよ! もともとは黒人音楽のブルースを白人が演奏して、イギリス、アメリカでムーブメントになっていった60年代の大好きな曲たちを流していきます。
Playlist of 2016 November 28 broadcast #5
Double Crossing Time
JOHN MAYALL
Double Crossing Time
JOHN MAYALL
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今月の1曲目はこの曲! この曲のギターはエリック・クラプトンだね、歌っているのがジョン・メイオール。ジョン・メイオールは今も現役でブルースを続けているイギリスのブルースの父なんて呼ばれてる人。クラプトンがヤードバーズを抜けた後に誘われて、ジョンのブルースブレイカーズというバンドに加入するんだよね。ミック・テイラーもストーンズに入る前に、ブルースブレイカーズでプレイしていました。
Born In Chicago
MICHAEL BLOOMFIELD (The Paul Butterfield Blues Band)
Born In Chicago
MICHAEL BLOOMFIELD (The Paul Butterfield Blues Band)
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ポール・バターフィールド・ブルースバンドは、マイク・ブルームフィールドとエルヴィン・ビショップのツインギターでやっていたアメリカのバンドだね。有名な話だけどブルームフィールドは、ボブ・ディランの名盤、「追憶のハイウェイ61」にギターで参加していました。俺のフェバリットの一人山口フジオちゃんも、すげぇ好きだったみたい。
OH WELL
Fleetwood Mac
OH WELL
Fleetwood Mac
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フリートウッド・マックは初期の頃はブルースバンドで、大好きだったね。 俺は、ギターのピーター・グリーンの影響でBBキングを知ったんだ。サンタナで有名な「ブラック・マジック・ウーマン」のオリジナルは彼だよ。 この曲が入ってる「Then Play On」ってアルバムから急にブルースから脱却し始めて、彼、独自のお音楽を作って行くんだけど、ドラックで低迷してしまう。 でも、この曲は素晴らしくカッコ良いんだ。全部で9分あって、後半から急にアコースティックな曲調になる。シングル盤はB面がその後半部分だった。
Georgia On My Mind
Spencer Davis Group
Georgia On My Mind
Spencer Davis Group
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スティーヴ・ウィンウッドはキーボードの名手だけど、ギターも歌も凄い。16歳ぐらいからレイ・チャールズみたいな声で歌っていて、まぁ天才だね。 このトラックは20歳の時に録ったみたいなんだけど、信じられないくらいのヴォーカル。クラプトンや、ジミヘンはじめ多くのアーティストに尊敬される、正にミュージシャンズ・ミュージシャンズだね。
Shake For Me
John Hammond&Duane Allman
Shake For Me
John Hammond&Duane Allman
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スライドギターの名手、デュアン・オールマンと、歌はジョン・ハモンド・ジュニアのデュエット曲で、ギターも渋くてとてもカッコ良いね! ジョン・ハモンド・ジュニアは来日した時、観に行った。 そして、デュアン・オールマンといえばオールマン・ブラザーズ・バンドの「フィルモア・イースト・ライヴ」を本当はかけたかったけど、あれは71年の曲だから今回はこの曲を選曲しました。
Woman Trouble
Ten Years After
Woman Trouble
Ten Years After
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このバンドはジャズの匂いも出ていて、当時の他のバンドとはちょっと違った魅力がありました。ギターはアルヴィン・リーで当時、彼流の早弾きで有名だった。 この曲は特にジャズっぽくてすげえいかしてる。 テンイヤーズ・アフターは、実は日本にも来ていて、なんと武道館でプロコル・ハルムと一緒にライブをしていました。今思うととても貴重な組み合わせだね。
Ain't That a Lot of Love
Taj Mahal
Ain't That a Lot of Love
Taj Mahal
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タジ・マハールはまだ現役でやっている人で、いろんな音楽性を持ってる人だね。素晴らしいミュージシャンで昔から大好き。 彼のバックで初期にギターを弾いていたのが、ジェシ・エド・デイヴィスってネイティブアメリカンの名ギタリスト。 この音源はストーンズのTVショー「ロックンロール・サーカス」での演奏なんだけど、クラプトンもその実力リスペクトしてたみたい。
I'm A Ram
Roy Buchanan
I'm A Ram
Roy Buchanan
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今月の最後の曲はロイ・ブキャナンのライブ音源なんだけど、、、、 スイマセン!(笑)この曲は、70年代の曲なんだけど、60年代の音源集も最近出たんだけど、彼はやっぱり70年代が良くてこれをセレクト すんません(笑) ジェフ・ベックやザ・バンドのロビー・ロバートソンなどとっても沢山のミュージシャンに影響を与えたロイ・ブキャナン。彼は、テレキャスターをアンプに直接ぶち込んで演奏していて凄くカッコよかった。ストーンズにも誘われたりね…でもすげえナイーブな人だったみたいで、自ら死を選んでしまったのはなんとも残念。
2016年10月24日 ON AIR のテーマ
今月は、1967年に行われた、「モントレー・ポップ・フェスティバル」に出演した人達の音楽を流していくよ。1960年代を語るには外せない、フラワームーブメントと呼ばれる、ヒッピー達による思想や文化が盛んだった60年代後半の名曲を紹介します!
Playlist of 2016 October 24 broadcast #4
Down On Me
Janis Joplin
Down On Me
Janis Joplin
×
第4回の1曲目は、バキンバキンな、歌と演奏のこの曲! ジャニスのドキュメンタリー映画が凄く良いって噂だけど、それも含めてこの曲を流しました。 モントレー・ポップ・フェスティバルにもジャニスは出ていて、そこで大注目を浴びたんだよね。 ジャニスが大好きな、俺の友達の、夏木マリちゃんや、下北のジャニスと呼ばれてた金子マリちゃん、カルメンマキちゃんなんかもいろいろ影響受けてるだろうね。
夢のカリフォルニア
The Mamas&the Papas
夢のカリフォルニア
The Mamas&the Papas
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この曲はモントレー・ポップ・フェスティバルの象徴みたいな曲だね。 このバンドのシンガーでもある、ジョン・フィリップスが、この曲を書いてるんだけど、モントレー・ポップ・フェスティバルは彼が先導していたみたいです。 俺は中学生の時に組んでた、カーニバルズってバンドでこの曲を演奏していました。 当時は歌詞の意味も良く分かってなかったんだけど、カリフォルニアに行きてえな〜って思ってたね。
花のサンフランシスコ
Scott McKenzie
花のサンフランシスコ
Scott McKenzie
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この曲こそモントレー・ポップ・フェスティバルのテーマソングみたいな曲だね。 実はこの曲も、ジョン・フィリップスが書いているんだけど、髪に花を飾ってサンフランシスコに行こうって歌詞からわかるように、ヒッピーの文化がサンフランシスコでは盛んで、戦争反対、徴兵反対などの動きが出てきたんだよね。
Somebody To Love
Jefferson Airplane
Somebody To Love
Jefferson Airplane
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ジェファーソン・エアプレーンは、大好きなバンドで俺の「ホームタウン」って新宿を歌った曲の歌詞にも出てくるんだよね。 カリフォルニアには、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスやグレイトフル・デッドみたいなすげえ好きなバンドが沢山あるけど、代表してジェファーソン・エアプレーンを流しました。
Going Up The Country
Canned Heat
Going Up The Country
Canned Heat
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この曲は、清志郎君が日本語に訳した、フジロックのテーマでもある、 「田舎へ行こう!」って曲の原型とも言える曲だね。 この曲はちょっとフルートも入ってるんだけど、清志郎君フルート練習してたなあ。
My Generation
The Who
My Generation
The Who
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今でもバリバリ現役でやっているThe Whoだけど、この曲なんかは今聞いても全然古臭くなくて、カッコ良いよね! 日本のタイガーズもこの曲をカバーしてて、沢田研二、ジュリーがとてもカッコ良かったのをよく覚えてるなぁ。
Homeward Bound
Simon&Garfunkel
Homeward Bound
Simon&Garfunkel
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ちょっとこの番組でも珍しい選曲だね。 モントレー・ポップ・フェスティバルの記録を読むと、彼らは凄くウケが良かったみたいなんだよね。ギターもとても上手だし美しいハーモニーも勿論だけど、彼らは「言葉」を持ってたからね。ポール・サイモンは素晴らしい詩人で、当時の社会状況に彼らの歌詞がとても響いたんだろうね。
All Along The Watchtower
Jimi Hendrix
All Along The Watchtower
Jimi Hendrix
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俺の中でジミヘンだけは、「音楽とか、アーティストとかの枠を超えちゃった人」って感じるんだよね。まるで宇宙と交信してるって言えばいいのか、とにかく凄いね。 有名な映像だけど、モントレー・ポップ・フェスティバルでThe Whoのピートがギターを壊すんだけど、なんとジミヘンはギターを燃やしてしまいました。 この曲はボブ・ディランの作った曲なんだけど、ボブ自身が俺のオリジナルよりすげぇって言ったみたいだね。 P.S 番組では言いそびれたけれど、モントレーで最高のパフォーマンスをしたオーティスは 先月かけたので今月はかけませんでしたぁ。
2016年09月26日 ON AIR のテーマ
今月は、俺が若い頃に沢山影響を受けた、ブラックミュージックを特集しようと思うんだけど、ブラックミュージックといっても色々あるから、今回はテーマを絞って、俺の思う「リズム・アンド・ブルース」について紹介していこうと思います。
Playlist of 2016 September 26 broadcast #3
In the Midnight Hour
Wilson Pickett
In the Midnight Hour
Wilson Pickett
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第3回の1曲目は、元気の良いナンバーのこの曲!リズム・アンド・ブルースの定番のナンバーかな。 RCサクセションもこの曲をカバーしてやっていました。清志郎君が亡くなった後に、オーティス・レディングの相棒である、スティーブ・クロッパーさんが来日したんだけど、その時、彼の後ろでこの曲を一緒に演奏することができました。彼とのツーショットは俺の宝物として大事に飾っているんだけど、そんな個人的にも思い出があるこの曲を、1曲目にかけました。
Mercy,Mercy
Don Covay
Mercy,Mercy
Don Covay
×
俺がこの曲を初めて聞いたのは初期のストーンズのアルバムだね。 ドン・コヴェイはミック・ジャガーにすごく影響を与えた1人じゃないかな。 清志郎君の最後に出した「夢助」ってアルバムの中に「毎日がブランニューデー」って2人で共作した曲があるんだけど、実は"ドン・コヴェイみたいな曲を作ろう"ってイメージしてできた曲なんだ。
Soul Man
Sam&Dave
Soul Man
Sam&Dave
×
この曲はサム&デイブの代表曲で、俺のイメージするR&Bの大好きなサウンドや、ギターが全部入っているような曲です。 実は1982年に、RCサクセションで、サム&デイブのサム・ムーアさんと、ロックンロールの王者チャック・ベリーさんとで、横浜スタジアムと大阪の住之江競艇場で共演をしました。 サム・ムーアさんは本当に穏やかな人で、楽屋で挨拶したら抱きしめてくれたりしたね。
You Send Me
Sam Cooke
You Send Me
Sam Cooke
×
この番組は、60年代の音源にこだわって選曲するってポリシーがあるんだけど、 ゴメン!この曲だけ1957年に出されてます。この曲はサム・クックの代表曲なんだけど、何年か前に、 デモバージョンの音源を手に入れたから、今回は特別にそれを流そうと思います。 マーチンのギターで弾き語りをしてるらしいんだけど、とても貴重な音源だよね!
I Say a Little Prayer
Aretha Franklin
I Say a Little Prayer
Aretha Franklin
×
アレサ・フランクリンは、ソウルの女王様だね。雑誌、ローリング・ストーンの選ぶ、歴史上最も偉大なシンガーで1位だったらしいね。もう凄すぎて、1日中この曲を聞いてた、なんて日もあったなぁ。 邦題は、「小さな願い」で曲を作ったのは、大作曲家のバート・バカラックさんだね。
You'll Lose A Good Thing
Barbara Lynn
You'll Lose A Good Thing
Barbara Lynn
×
1962年にバーバラ・リンさんが20歳ぐらいの時に作った曲で、ビルボードのR&Bチャートで1位を取った、俺も大好きな曲で、よく聞いてました。リズム・アンド・ブルースのバラードに使われる、典型的な、循環コードを使っていて、このコードの曲は何千、何万曲もある不滅のコードだね。
A Tribute To A King
William Bell
A Tribute To A King
William Bell
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ウィリアム・ベルさんは、この間日本にも来たみたいなんだけど、まだ現役でやってるって聞いてビックリした。彼は、俺の大好きな、オーティス・レディング、スティーヴ・クロッパー、BookerT.&TheMG'sがいたスタックスレーベルのシンガーであり、ソングライターだね。 この曲は、飛行機事故で亡くなったオーティスに捧げた曲で、胸が締め付けられるような名バラード曲です。
Cigarettes And Coffee
Otis Reding
Cigarettes And Coffee
Otis Reding
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最後はやっぱりオーティス・レディング。 この曲は俺にとっても、清志郎君との思い出としても、とても大事な曲だね。 彼が国立にある実家に俺を呼んでくれた時に、部屋でBGMとしてかけていたのがこの曲で、何回も「良いよな~、こんな曲作りたいな~」ってコーヒーを飲みながら、オーティスの話をして、共作した曲が「コーヒーサイフォン」なんだ。 ちなみに、「I STAND ALONE」ってDVD、CD化した清志郎君が亡くなった後のライブで、エッセイとしてその日のことについて朗読をしたんだけど、その時もオーティスのこの曲がバックでかかっていたんだ。
2016年08月22日 ON AIR のテーマ
今月のテーマは、アメリカ発の音楽をかけていくよ!
前回がイギリスのバンドのブリティッシュ・インヴェイジョンをテーマにしたけど、
やっぱり、ロックの発祥でもあるアメリカ発の音楽を紹介しないとね。
俺がティーンの時にラジオで聴いてきた曲を、当時感じていたことも交えて紹介していくよ!
Playlist of 2016 August 22 broadcast #2
Oh,Pretty Woman
Roy Orbison
Oh,Pretty Woman
Roy Orbison
×
第二回の1曲目はこれ! この曲を聴いて、ヴァン・ヘイレンの曲だと思った人もいるかもしれないけど, オリジナルはこの人だね。日本でもヒットしました。偉大なロイ・オービソン。 中学生の時にラジオで良く聴いていたから、この曲を聞くと胸がキュンとしちゃうね。
Do You Believe In Magic
The Lovin' Spoonful
Do You Believe In Magic
The Lovin' Spoonful
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このバンドも本当に大好きで、古井戸で「らびん・すぷーんふる」って曲を作った位なんだ。 更に、この曲の邦題が「魔法を信じるかい」なんだけど、俺のソロでも、その名前で曲を作っているんだ。それ位大好きなバンドなんだ。 彼らは、NY出身なんだけど、何処となく俺のホームタウンである新宿と重なるイメージもある。グリニッジ・ヴィレッジの香りだね。
I Get Around
The Beach Boys
I Get Around
The Beach Boys
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この曲は初めてビーチボーイズが全米1位になった曲なんだけど、日本ではあまり有名にはならなかったね。 中学生の時に放送部ってのがあって毎日音楽を流していたんだけど、そこに遊びに行って俺の好きな曲をかけてもらったりしてたんだけど、この曲をそこでかけてもらったら、 当時の俺にはとても新鮮で聴いた瞬間ぶっ飛んじまった。ビートルズやストーンズとはどこか違っているのが理屈じゃなくて感覚で感じた。俺は昼休み毎日放送部に行って聴いていたよ。
Mr Tambourine Man
The Byrds
Mr Tambourine Man
The Byrds
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バーズもとても良いバンドだね。この曲はボブ・ディランの曲で、彼の曲は、 色んなアーティストがカバーしているけど、これはロジャー・マッギンの12弦ギターがとても良いサウンドを奏でているね。いわゆる、当時フォークロックなんて呼ばれて画期的なバンドだったなぁ。
太陽の彼方に
The Astronauts
太陽の彼方に
The Astronauts
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1965,6年ベンチャーズが日本へやって来て、東京の厚生年金会館でライブした時に一緒にやってきてたのがアストロノウツだったんだ。俺は、それを見に行ったんだ。俺は勿論ベンチャーズも好きだったんだけど、アストロノウツはチャック・ベリーの曲を演ったりしていかしてた。この曲はインストで日本で大ヒットして、唄入りの日本語のカバーもあったっけ。夏にはピッタリの曲だね。
恋はあせらず
The Supremes
恋はあせらず
The Supremes
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あのダイアナ・ロスがいた、モータウン・サウンドを代表するグループだね。 ビートルズなどのイギリス勢がアメリカで大流行してたんだけど、その中に食い込んでいってアメリカのチャートを取り戻したんだよね。でも、ビートルズ自体モータウン・サウンドがルーツにあるからね。これは1966年かな。
明日なき世界
Barry McGuire
明日なき世界
Barry McGuire
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PFスローンさんがバリー・マクガイアに提供した曲なんだよね。 俺もRCサクセションの時にCOVERSってアルバムでこの曲を日本語でカバーして、色んな思いでこの曲をやったのを覚えてるけど、最近ではBRAHMANのTOSHI-LOW君が震災以降歌い続けていて、俺もいろんなライブでギターで手伝ったりしてる。現在でもこういう曲を唄わざるをえないってな現実かな…….。
Like a Rolling Stone
Bob Dylan
Like a Rolling Stone
Bob Dylan
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最後に流すのはやっぱりボブ・ディランだね。 ボブ・ディランに出会ったのが、お兄ちゃんがたまたま買ってきたアルバムに「Don't Think Twice」って曲を聴いたのが初めてだったね。1人で唄ってる曲。 当時の俺はバンド小僧だったから最初は全然響かなかったけど、だんだん彼の良さを理解していったかな。この曲も、最初は何だかたるい曲だな〜と思っていたけど、後にすげえ曲だと気付くんだ。Greatボブ・ディランのグレートな曲。
2016年07月25日 ON AIR のテーマ
第1回目のテーマは「ブリティッシュ・インヴェイジョン」にスポットを当てて話していこうと思う。 当時、野球少年だった俺がバットからギターに持ち替えたきっかけになったのが、イギリスのバンドたち。彼らの世界進出について俺の思い出と共に音楽を紹介していくよ。
Playlist of 2016 July 25 broadcast #1
All Day and All of the Night
The Kinks
All Day and All of the Night
The Kinks
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この番組の記念すべき1曲目はこれ! 世の中だと「You Really Got Me」の方が有名かな? でも俺はラジオでこの曲の方を先に聞いた記憶があるんであえてこっちをかけたわけです。 キンクスはレイ・デイヴィスさんが当時FとGとBフラットのコードで素晴らしい曲を生み出していったんだけど、この曲もキンクスにとって重要な曲だね。
For Your Love
The Yardbirds
For Your Love
The Yardbirds
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2曲目に選んだのはこれ! ヤードバーズは三大ギタリストが在籍してた伝説のバンドだね。 クラプトンの有名な話だけど、彼はブルースを愛していたから、ポップなこの曲が嫌だったらしいね。彼はブルースへの純粋な気持ちがあったから、こんなポップな曲はやりたくねぇってさ。これでバンドを抜けたって話は有名だね。 少年時代の俺にとってはコードの進行も良くて、いい曲だと思ったんだけどねぇ。 ちなみに、10ccのグレアム・グールドマンが曲を作ってます。
Do Wah Diddy Diddy
Manfred Mann
Do Wah Diddy Diddy
Manfred Mann
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この曲は、新宿の伊勢丹のレコード売場で、当時ストーンズの「Time Is On My Side」とこの曲とどっちを買おうか1ヶ月位悩んで、中学のクラスにストーンズのファンが1人がいたからストーンズはそいつに借りられるかもってんでこっちを買ったんだ。 全米で1位になって日本でもちょっとヒットした、大好きな曲なんだ。
Little Red Rooster
The Rolling Stones
Little Red Rooster
The Rolling Stones
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ビートルズの横にはいつもストーンズがいたよね。 ビートルズ派とストーンズ派とかよく話題になったりするけど当時からどっちも好きだったよ。どっちもチンピラだし、でもビートルズは制服着てたからちょっと良い子に見えたかもね。とにかく両方共音楽がサイコーだった。 この曲はHowlin`Wolfの曲で、よくぞカバーしたって感じで、ストーンズが2度目の全英1位になった曲だね。俺がブラックミュージックにハマっていくきっかけになった曲の1つかな。
Bus Stop
The Hollies
Bus Stop
The Hollies
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ホリーズはグラハム・ナッシュがいたコーラスがとても美しいバンドだね。 この曲は世界中で大ヒットして、日本でもヒットして、来日公演もしてくれたから俺も見に行ったんだけど何故かカラオケで1曲歌ってたのを覚えてるなぁ。 この曲も、10ccのグレアム・グールドマンが書いてるんだけど、彼はいいソングライターだね。
Boom Boom
The Animals
Boom Boom
The Animals
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このBANDも来日して、観にいった。子供心にとてもうまいなぁって思ったっけ。 ベースのチャス・チャンドラーはジミ・ヘンドリックスを見出したことでも有名だよね。 この曲はアメリカのブルース・シンガーのジョン・リー・フッカーの曲のカバーだね。 鈴木ヒロミツさんがいたGSのザ・モップスはアニマルズのムードがあったなぁ。
I Want To Hold Your Hand
The Beatles
I Want To Hold Your Hand
The Beatles
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やっぱりビートルズには沢山思い入れがあるんだけど、 俺がお昼代を貯金したり友達にも10円ずつ貸してもらったりして、当時330円するドーナツ盤を初めて買ったのがこの曲なんだよね。 邦題は「抱きしめたい」だね。B面もサイコー「This Boy」
Everybody's Trying to Be My Baby
The Beatles
Everybody's Trying to Be My Baby
The Beatles
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この曲は、アメリカのロカビリー・ミュージシャンのカール・パーキンスの曲で、ビートルズがカバーしたんだよね。 そして俺が初めて買ったアルバム「for sale」の曲なんだけど、高円寺で安く買えるぞと聞いて買いに行って、新宿に帰る途中に、歌詞カードが電車の窓からファ〜っと飛んでったっていう衝撃的な話もある思い出の曲だね。 ジョージ・ハリスンが歌っているんだけどギターもとても良いんだよね。 邦題は「みんないい娘」だね。