サトルさん 古稀アニバーサリーで真駒内アイスアリーナと云うことで、ジュリーのやる気満載を期待して出かけてみた。 初ジュリーながら会場に着いてみたら、なにやら奇妙で寂しい光景が広がっていて、ライブが始まった途端に愕然としてしまった。 ステージには暗幕がひとつ寂しく垂れ下っているだけで、なにやら光るピエロのような衣装を着てジュリーが登場するが、 その横ではギタリストひとりが黙々と伴奏しているだけで、「今日はこの二人で最後までやってゆきます~!」。 次から次へと知らない曲ばかりが登場し、その後に出てくる言葉は「ありがとう、サンキュー、ありがとうね~」のセリフばかり。 まるで滑稽な道化師そのものを演じているではないか!きっとなにか曰く因縁があるんだろうか? アンコールへの合間、ジャケットに着替えたジュリーが思いの丈を語り、饒舌に語りまくって、最後に謎解きをしてくれた。 今回のコンサートは構想12年かけて実現できたもので、ギタリストと二人で”やんちゃな音”を追求してみようと思っていたが、 その後開催した還暦コンサートでヒット曲中心に歌ったら、声も終盤に行くほど伸びるし、マスコミの評判もたいへん良く、 人気も想定外にぶり返してしまって、この演奏スタイルを実現するタイミングをずっと逸してきてしまったと云う。 そこで「古稀になって好きなことやらなくてどうする!?音楽人生の締めくくり、まだまだ伸びしろはあるはずー!」 なるほど、ツアータイトル~70 YEARS LIVE「OLD GUYS ROCK」~の真髄を知った瞬間だった。 されど今回のスタイルは都会のライブハウスでやるべきもの、いくらなんでもやっちまったなぁーと云う感じのコンサートだった。 いいね! 31 コメント 0 2018/09/27 (木) 09:22