おかもっちさん 『岡崎体育なんてただのキモデブじゃん。』 他のアーティストのライブに行った時に右斜め後ろの女の子の放たれた言葉を聞いた時からずっと岡崎体育が気になっていた。 Mステで岡崎体育がexplainという『誰が聞いてもそこそこいい感じに聞こえ、歌っている本人もそこそこ人気のアーティストの錯覚を覚える事が出来る曲』を生放送で聞いて、あぁ、岡崎体育はこいつかと。 ただのキモデブじゃないじゃん。 音楽もダンスも魅せるキモデブじゃないか! 歌も上手いしメロディセンスも抜群!歌詞は曲を説明しているだけなのにちゃんと曲として成り立ち、聞いてる側もリズムとメロディに体を合わせてしまい、キレのあるダンスと共にスパッと終わる潔さ!このスパッと終わる感じは個人的に曲の締め方として好きなやつってだけなんだけどさ。 岡崎体育の出番が終わり、次のアーティストに移るか移らないかの、タモさんが『面白い曲だね(笑)』とタモさんなりの賞賛の言葉を聞きながら岡崎体育のHPをググり、一番近いライブを探る。 こいつはライブに行かなきゃと。 11月27日Zepp ダイバーシティ東京。 どうやら自分が行けそうななのはここだ。 しかし、案の定完売。 遅すぎた。 でも何とかなる。 岡崎体育をとにかく生で観なきゃ。 体感しなきゃ。 ライブのチケットが運良く購入出来たのはライブ三日前。オークションサイトにて定価で購入。整理番号1786番。 当日までに私が出来る岡崎体育の情報収集は全てやってきた。動画を漁り、CDを購入、DVDを観て岡崎体育のTwitterの過去を漁り、普段は絶対しないエゴサもした。 ライブ当日。 ガンダムの閃光を浴びながら会場入りし、運良く前方に余裕があったので三列目をゲット。 ステージ上のキモデブの汗と涙をこの体で浴びに行こうと。既に私の気持ちも変態豚おばさんと化していた。 さて、ステージが始まり、パフォーマンスに瞬殺されてからあっという間の2時間強。 嘘みたいに岡崎体育は美しかった。 MCではちょいちょいお客さんを毒づき、一人にさせない。自虐ネタも挟み、やっぱり一人にさせない。 音楽を語り、夢を語り、意義を語り、お客さんに感謝の辞を述べ…てたけどそれでも圧倒的に毒づいていたかな(笑)でもお客さんを絶対一人にさせなかった。少なくともぼっち参戦の私は寂しくなかった。 岡崎体育も一人で戦っていたから。 そう、サービス精神が異常なのだ。 毒づきは恐らく、天邪鬼。元来人見知りの照れ屋あるあるなのだろうと。たぶんね。 ゴールデンボンバーの鬼龍院の功績はデカすぎた。 金爆のライブも何度も見たが、岡崎体育で再確認。音楽が良くて真面目に真摯に向き合っていればそれも正解なんだと。 長くなってしまったが、私が岡崎体育に出会うまでに長い時間がかかってしまったが、彼にハマるまでは敵をやっつけたウルトラマンが時間を持て余すほど。余裕。3分間もいらない。 全ては斜め後ろの女の子達の『岡崎体育なんてただのキモデブ』という言葉から始まり、Mステのexplainであっさりマウントを取られた。 今では『ただのキモデブ』が音楽を諦めなかった理由を知っている。 もう一度言う。 ステージ上の岡崎体育は美しかった。 名盤『XXL』に収録されている『観察日記』での間奏でシンセの音に包まれている岡崎体育の背中には羽が生えていた。 マジで。 Mステを観ていなかったらもしかしたら今でも岡崎体育が音楽を続けている理由を知らないままだったかもしれない。 ちなみにMステのexplainは、口パクをカミングアウトして途中で水を飲むことが出来るから便利だよって曲でした(笑) 岡崎体育はいいぞぉ! いいね! 12 コメント 1 2017/12/05 (火) 08:39