ゲストさん 特筆すべきトークを記す。前日の12日に神戸入りした浜田省吾は、ツアーメンバーとのディナーを断り、ホテルにこもって広島カープの試合をテレビ観戦しようとしたが、どのチャンネルでも放送していなかったそうだ。そこから話は過去に遡る。1975年秋。浜田省吾は環七沿いの部屋で曲を作っていた。その年、セントラルリーグを初めて制覇した広島カープだったが、日本シリーズで阪急ブレーブスに敗れた。浜田省吾は、試合終了の瞬間、持っていたペンを壁に投げつけたところ、跳ね返って電熱器を壊してしまったのだという。暖房器具がなくなった部屋で、その冬に作ったアルバムが「生まれたところを遠く離れて」であるが、「もしもカープが日本一になっていたら、あんな重い雰囲気のアルバムにはなっていなかったかもしれない」と語った。また神戸での最初のコンサートは1977年の春。神戸商船大学の学園祭で、中島みゆきとの共演だったが、「ほとんど中島みゆきさんの前座だったね」と笑った。なお、この夜、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞することが発表された。ライブを終えた浜田省吾がこのニュースを知った時、どんな想いを抱いたのか興味あるところである。14日のライブで言及するかもしれない。 いいね! 17 コメント 0 2016/10/14 (金) 12:10