ひらりさん 今春からスタートしたワールド・ツアー"artRAVE"。5年ぶりにナマで観る彼女のパフォーマンスはもちろんですが、先んじて行われた全米公演の好評価や、奮発したプレミアム・スタンディングのチケット(25,000円也)などが、私の期待感を更にあおります。 開演予定の18時、前座である Lady Starlight のDJプレイがスタート。渋めの打ちこみハウスは決して嫌いなセレクトではないんだけど、やはり夕暮れ前の明るい会場には合わないなあ、こういう音は。加えてこの日、観衆の大半はGaga様以外への興味がまったくわかないご様子で、場内の空気はイマイチ微妙。エリア前方からは暑さにヤラれた方々が脱落してきていて、前座の必要性には再考の余地ありかと。 そんな中で始まったライブ本編は、大がかりな舞台セットとそれに映える奇抜かつ艶やかな衣装、大編成のダンサーを従えてのパフォーマンス、迫力十分の歌唱力とそれをサポートする演奏陣の確かな技術など、規格外のスケールにただただ圧倒されました。そのような非日常空間に大観衆の視線を釘付けにしてしまう反面、ステージから日本とファンへの愛を繰り返し伝える姿に、すっかり親近感を覚え、「まだしばらく、この人気は不動なんだろうな」と、終演を待っていたような俄雨をクールダウン代わりに、そんなことを考えた帰路でした。 いいね! 4 コメント 0 2020/10/24 (土) 23:40