ゲストさん 初日を拝見してきました。オープニングは何になるかな?と勝手に予想していましたが、その予想が何とピタリ当て張りました。 懐かしいアルバム『はじめまして』からエンディングに収めてられている「はじめまして」。アルバムでは「僕たちの将来」から続くようにして、心臓の鼓動音から始まるこの曲。「しかたない しかたない そんな言葉を 憶えるために 生まれてきたの?」とある歌詞の一部はそのまま前回のツアーが途中で打ち切りになってしまったことの無念さを受けてのものと僕は感じました。ストレートに伝わってくるみゆきさんの今回のコンサートに掛ける思い。 それは選曲の端々からもうかがわれ、毎日テレビをつけると、病院の映像が出てくるわ出てくるわ!と少し笑いを誘っていたけれど、それは病院が戦争状態になっているということは、それだけ傷ついて運び込まれる患者さんが多く、中には不幸にして救われなかった命もあるとの悲しみとあらゆる人への思い遣りが惻々と伝わってきました。 とりわけ僕が印象に残ったのは後半のラスト近くで歌われた『ひまわり“SUNWARD”』です。この作品が発表された当時と今は全く変わらず、ウクライナの戦火が未だ絶えることもありません。アンコールの『地上の星』も恐らくは、今を生きる人全てへの限りない慈しみそして悲嘆に暮れる姿に、少しでも力になれればとの思いが込められていたと感じました。言葉の歌姫、お帰りなさい。 いいね! 10 コメント 0 2024/01/22 (月) 23:20